平成16年度集中講義

人間文化研究科博士課程前期物質科学専攻

臨時案内(化学系の集中講義):

物質科学専攻 生物物理化学特論 1単位
 教官 若槻 壮市 (わかつき そういち) 高エネルギー加速器研究機構、物質構造科学研究所、
 構造生物学研究センター 教授 
 日時:1月26日、27日
詳しくは、化学科の掲示をご覧ください(今野先生より)。

以下の講義は物理科学コース(全て)と、相関物質科学コース(一部)のものです。これ以外の本専攻の集中講義はこちらです。

日程が決定次第、このページに掲載します。

前期

  • 統計力学特論(2単位) サブタイトル:量子散逸系と量子通信
    単位取得には、以下の2人の先生の講義をともに受講する必要があります。
    詳しくはこちらをクリックしてください。
    • 有光敏彦先生 9月22日(水),24日(金) (初日10時40分開講予定、理学部1号館241号室)
      非平衡・量子散逸系の正準理論」 講義ノート:ここをクリックしてください。
    • 番 雅司先生 9月27日(月),29日(水) (初日10時40分開講予定、理学部3号館207-9号室)
      量子通信チャンネルを用いた古典情報伝送
      講義ノート:http://physics.cside.com にアクセスし、"研究資料 -> 講義ノート" と進んで下さい。
  • 基礎物理学特論 2単位
    単位取得には、以下の2人の先生の講義をともに受講する必要があります。
    • 辛埴先生 7月28日、29日 人間文化研究科棟6F大会議室(初日10時40分開講予定)
      シンクロトロン放射光を用いた物性物理学」: シンクロトロン放射光を用いたX線、軟X線の発生原理と、それを用いた電子分光や光散乱による物性物理学を講義する。主として、固体の電子論について講義する。
    • 羽田野直道先生 5月13日(木)、14日(金) 理学部3号館207-9号室(初日10時40分開講)
      局在と共鳴と非エルミート行列」: 量子力学ではハミルトニアンはエルミート演算子であるとされるが、局在状態や共鳴状態を議論するのに非エルミート演算子を使うと便利な場合があることがわかってきた。非エルミート行列のその他の応用も含めて、わかりやすく説明する。
  • 極限物性学特論 2単位 浜谷 9/28日10時40分開講(詳しい日程は調整中) 理学部3号館207-9号室 (科目名は放射光科学特論から変更されました)
  • 数理物理学特論 2単位 出口 6月1日(火)午後、2日(水)午前・午後、3日(木)午前・午後、4日(金)午後 理学部3号館207-9号室  詳細はこちらをごらんください。
  • 現代物理学特別講義(量子通信と素粒子物理の新展開) 柴田・菅本 未定(都教職員のみに開講する科目です
  • 注意:核物性特論は本年度は開講しません。

後期

  • 基礎物理学特別講義 1単位 岡田宣親先生 10月27,28,29日の3日間(初日理学部1号館241号室10:40開講)
    ブレーン世界の物理」: 近年発展を遂げているブレーン世界の物理についての講義を行う。とくに、典型的な二つの模型、Large Extra-Dimension 模型とWarpedExtra-Dimension 模型について、その現象論的側面について詳しく議論を行う。また、超対称ブレーン世界の様々な模型についても紹介し、いくつかの興味深い特徴について議論する。
     
  • 現代物理学特別講義 1単位 佐野雅己先生 12月20、21日(人間文化研究科棟4F講義室、初日10:40分開講)
    生物物理: 統計物理の観点から」:生命現象は平衡、非平衡を問わず様々の興味ある統計物理学の問題を我々に呈示している。ゆらぎの大きい少数系の振る舞いやミクロな非平衡現象の理解は統計物理学の重要な問題である。講義では生命現象への応用を中心に、1.1分子計測法とその扱い、2.線状分子の弾性理論、3.相転移現象としてのDNAや生体高分子の凝縮、4.ミクロ系の非平衡現象、5.遺伝子発現の非線形ダイナミクスなどについてお話する予定である。
     
  • 現代物理学特論 2単位 中西秀先生 10月12日(火)から15日(金) 人間文化研究科棟4F講義室 10月12日午後2時開講
    マクロ系の統計物理」: 自然界には、粉体系や破壊現象、地震など、マクロな要素からなる為にいわゆる熱揺らぎは重要ではないが、ダイナミクスの不安定性により複雑な振舞をする系がある。そのようなマクロ系を統計物理学的に調べる手法に解説したあと、さまざまな具体的系について議論する。
     
  • 磁性体特論 2単位 古川 12月10,13,14日 初日10:40開講 (場所:未定)
    磁性全般に関する基本的な事柄について学び、強相関電子系で問題となる電荷−スピン−軌道秩序が織りなす複合物性について考察する。
    注:12月8日までに理学部1号館210号室にきて、講義ノートのコピーを作ってください(70ページ程度あります)。それをもとに、十分な予習をお願いします。レポートの課題は、授業中にお知らせします。提出日は12月22日15時です。
     
  • ソフトマター物理学(高分子・液晶) 2単位 今井 12月27、28日および1月7日(場所は調整中)
    ソフトマターの特徴の一つは、その内部自由度に基づくエントロピー的な相互作用がその秩序形成に大きな役割を果たすと言う事である。この授業ではそのソフトマターが示す様々な秩序形成の実例(実験例)を理論とあわせてコロイド粒子系、液晶(棒状粒子系)高分子系および両親媒性ソフトマター(ブロック共重合体や界面活性剤)を例にして説明する。

注意

  1. 教室は原則として、お茶の水女子大学理学部1号館2階241号室、同1階セミナ室、もしくは理学部3号館209号室で行います。
  2. 時間割は、原則として、「2日間」と「4日間」のものは10:40-16:30で、「3日間」のものは10:40-18:10です。
  3. 最終的な細かいスケジュール・教室については、直前に掲示板(理学部1号館2Fトイレ横など)に出される掲示 や講義初日の指示にもご注意ください。

他大学の集中講義等

ロッカールーム前の掲示板や下記URLを参照してください(準備中)。 他大学の(集中講義以外の)講義で外部に公開されている科目については学務科で閲覧できます。単位を取得できるのは「博士前期課程履修要項」に記載のある他大学研究科のみです。

  1. 東京工業大学 
  2. 東京大学物理学専攻 
  3. 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系
  4. 奈良女子大学
  5. 日本女子大学
  6. 中央大学
  7. 東京芸術大学
  8. 総合研究大学院大学(博士後期課程のみ)

過去の集中講義


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掲載者:奥村剛(okumura @ phys.ocha.ac.jp)

最終更新日: 2005/04/08