平成17年度集中講義

人間文化研究科博士課程前期物質科学専攻

以下の講義は物理科学コース(全て)と、相関物質科学コース(一部)のものです(原則として,本専攻の集中講義は ,理学部1号館1階の人間文化研究科の掲示板にてアナウンスされます)。

日程が決定次第、このページに掲載します。原則として,1単位科目は2日間,2単位科目は3または4日間の集中形式で行われます。

後期

  • 基礎物理学特論(2単位)
    単位取得には、以下の2人の先生の講義をともに受講する必要があります。
    • 杉野修先生 (東大物性研究所) 
      12月5日(月)−6日(火)人間文化研究科棟4F405;5日の午前10時40分開講
      講義内容タイトル「計算物質科学」
      学内対応教員:小林先先生
    • 中里弘道先生 (早稲田大学)
      12月9日 人間文化研究科棟大会議室終日;9日の午前10時40分開講
      12月14日 人間文化研究科棟4F405(定員36名)終日
      「確率的量子化・量子測定理論」周辺
      学内対応教員:森川先生

     

  • 量子物理学特論(2単位)柴田文明先生
    1月12,13,14日(初日10時40分開講予定、教室未定)
     

前期

  • 現代物理学特別講義(1単位) 今村洋介先生(学内対応教員:菅本先生)
    5月 9日(月)、10日(火),初日10時40分開講,理学部1号館241室
    ゲージ/重力対応について: ゲージ理論におけるいろいろな現象や物理量が、ゲージ/重力対応をとおしてどのように記述されるのかについて説明する。具体的には、幾つかのゲージ理論に対応する超重力理論の古典解の構成法について説明したあと、得られた古典解からどのようにしてゲージ理論の性質、例えば閉じ込め、グルーボールやハドロンの質量、カイラル対称性の破れなどといった性質が再現されるかについて解説する。
  • 基礎物理学特別講義(1単位) 清水克哉先生(学内対応教員:浜谷先生)
    5月24日(火),25日(水),初日10時40分開講,理学部3号館209号室
    超高圧下の超伝導研究 −「極限」から垣間見る超伝導の普遍性−
    物質を極限まで圧縮していくとどうなるだろうか? 答えは(正確に言うと)まだ解っていない。現在、我々の用意している(想像している)答えは、 「金属になって、超伝導になるのでは」というものである。世の中にある物質は、超伝導になるものとならないものがある。圧力下で物質はその姿を大きく変えて、最終的にはどれも金属状態におちいると考えられている。いわば極限状態では、物質はその個性を失って、みんな同じ状態(金属)になってしまう。その金属を冷やすと、すべて超伝導になるのではといった興味が湧いてくるのだ。 講義では(1)高圧、低温の発生方法、(2)超伝導の検出方法、(3)測定例、の順番で、基礎的な実験テクニックから実際の測定例の詳細を説明し、超高圧という物性研究の手法の魅力をお伝えできればと思う。
     
  • 非線形物理特論(2単位) 出口哲生先生

7月19日(火):13:20−16:30  理学部1号館241号室
7月20日(水):10:40−15:00  理学部1号館207号室
7月21日(木):10:40−16:30  理学部3号館教授会室(2F)
7月22日(金):13:20−16:30  理学部3号館教授会室(2F)
7月26日(火):13:20−16:30   理学部1号館241号室
7月27日(水):10:40−16:30  理学部1号館207号室

7月20日(水)10:40〜15:00 のところを
7月20日(水)13:20〜15:00 に変更します。

  • 応用磁性物理学特論(2単位) 外舘良衛先生

7月28、29日、8月1、2日
(7月28日午前10時40分開始) 理学部一号館二階241室(予定)

  • ソフトマター物理学(複雑液体・生体)(2単位) 奥村剛

9月2日(金)、9月3日(土)、9月5日(月)、9月12日(月)
初日午前10時40分開始、場所:理学部1号館201号室

  • 注意:現代物理学特別講義(凝縮系の化学物理)は,都教職員のみに開講する科目です

注意

  1. 教室は、お茶の水女子大学理学部3号館209号室,理学部1号館2階241号室、同1階セミナ室、人間文化研究棟4F講義室,同6F会議室などで行います。
  2. 時間割の目安は、「2日間」と「4日間」のものが10:40-16:30で、「3日間」のものが10:40-18:10です。
  3. 最終的な細かいスケジュール・教室については、直前に掲示板(理学部1号館2Fトイレ横など)に出される掲示 や講義初日の指示にもご注意ください。

他大学の集中講義等

ロッカールーム前の掲示板や下記URLを参照してください(準備中)。 他大学の(集中講義以外の)講義で外部に公開されている科目については学務科で閲覧できます。単位を取得できるのは「博士前期課程履修要項」に記載のある他大学研究科のみです。

  1. 東京工業大学 
  2. 東京大学物理学専攻 
  3. 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系
  4. 奈良女子大学
  5. 日本女子大学
  6. 中央大学
  7. 東京芸術大学
  8. 総合研究大学院大学(博士後期課程のみ)

過去の集中講義


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掲載者:奥村剛(okumura @ phys.ocha.ac.jp)

最終更新日: 2005/12/08